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アーティストとして活躍する元AKB48光宗薫さんの作品『せみにんげん』が注目を集めています。
光宗薫さんは、ボールペン画をはじめ多様な画材を用いて独自の世界を描き出す作家。
今回発表された「せみにんげん」にはどのような背景があるのでしょうか。
作品に触れる前に基本的な情報を知っておくと、より深く楽しめるかもしれませんね。
光宗薫『せみにんげん』の意味とは?タイトルに込められたテーマ
【作品集出版のお知らせ】
— 光宗薫 Kaoru Mitsumune 🐜🐜 (@mtmnkor) October 24, 2025
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玄光社より、作品集「せみにんげん」を刊行いたします!
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オール描き下ろし、物語調の内容です📖
すてきな帯文は漫画家の楠本まき先生にいただきました。本当に嬉しいです。
全国発売は26年1月、12月の個展会場にて先行発売予定。
今後も新情報をお知らせします🐌 pic.twitter.com/lLFgf15RDq
光宗薫作品集「せみにんげん」は、完全描き下ろしの物語調作品集です。
優しい家族のもとから旅に出る主人公せみちゃんが、こころを成長させて「せみにんげん」になる道のりをたどる構成です。
タイトルの「せみにんげん」は、昆虫のセミと人間という二つの存在をつなぐ造語であり、生き物としての弱さと強さを同時に抱えた存在を示していると解釈できます。
光宗薫さんは、セミという虫のミステリアスな一生を理想を込めて描いたとコメントしています。
「長い地中生活」と「地上に出てからの短い命」というギャップに、人生の時間感覚や見えない努力への思い入れが感じられますよね。
作品紹介では、自己の内面や記憶、社会構造をめぐる旅をせみちゃんを通して描いたと説明されています。
一人のキャラクターの物語でありながら、現代社会で生きる感覚そのものを投影したようなテーマが見えます。
セミから人間へという変化は、異質な存在が社会の中に居場所を見つけるプロセスとしても読めるため、大人の読者にとっては「自分もどこかで殻を脱ぎたい」という感情に触れるモチーフになりそうです。
光宗薫さんがこれまで描いてきた、柔らかな光と不安の影が同居する世界観ともつながり、明るさと不穏さが同時に漂うタイトルになっていると感じられます。
「せみにんげん」という名前自体が、境界に立つ存在や変わり続ける心を象徴するキーワードとして機能していると言えるでしょうね。
主人公せみちゃんとは?光宗薫が描く「せみにんげん」の世界観
【2025年度 個展のお知らせ】
— 光宗薫 Kaoru Mitsumune 🐜🐜 (@mtmnkor) October 24, 2025
作品集出版記念 光宗薫個展「せみにんげん」
2025年12月20日(土)-1月25日(日)
(会期中休廊日 12月29日-1月2日)
銀座 ヴァニラ画廊
🍄特設サイト https://t.co/fsiyLOIXQ4… pic.twitter.com/TiW3Bto28k
せみにんげんの主人公として紹介されているキャラクターは「せみちゃん」です。
過去にインタビューで
- 小学校低学年のころはウサギの「ペトちゃん」
- 中学生のころは丸坊主キャラ「ハゲタン」
- 2018年以降は怪物の「ガズラー(がずちゃん)」
といったキャラクターを描いてきたと話しています。
どのキャラにも自分自身を投影していると思う、という趣旨を語っていることから、せみちゃんも「光宗さん自身の一部を投影した、物語世界で動く分身キャラ」として作られたと考えられます。
作品は、せみちゃんが優しい家族の元を離れて旅に出る姿が描かれ、その旅の中で「せみにんげん」になることを目指す物語。
虫としてのセミが持つ儚さや騒がしさに、光宗薫さんならではのクールでかわいい要素が重ねられ、子どものようでもあり大人のようでもある不思議なキャラクターになっています。
制作は、鉛筆で描かれた原画にデジタル彩色を重ねる新しい手法が採用されており、柔らかい線とシャープな色彩が同居するビジュアルが特徴です。
この技法によって、せみちゃんの世界は、現実の風景と夢の中のような空間が入り混じったような印象になり、読者は絵を追うだけで旅の途中にいる感覚を味わえます。
また、作品全体は自己の内面や記憶、社会構造を巡る旅として構成されており、せみちゃんは単なるマスコットではなく、光宗薫さん自身の視点や感情を背負った分身のような存在として機能しています。
仕事や家庭で役割を抱える三十代以降の読者にとって、せみちゃんの旅は、過去を振り返りながら今の生き方を見直すきっかけにもなり得る物語かもしれませんね。
かわいらしいキャラクターとシリアスなテーマによって、読むたびに違う感情が湧き上がる作品世界になっていると考えられます。
光宗薫『せみにんげん』作品集の発売日と個展「せみにんげん」日程
光宗薫さんの『せみにんげん』の世界を、まとめて楽しめる作品集の発売が予定されています。
作品集『せみにんげん』の発売予定日は2026年1月15日。
また、作品集の出版を記念した個展「せみにんげん」の開催も決定しました。
個展の日程は2025年12月20日から2026年1月25日までとなります。
会場は東京のヴァニラ画廊で、入場料は1,000円。
オープンの2日間(12月20日(土)、21日(日))は完全オンラインチケット制で、12月13日(土)正午からヴァニラ画廊HPにリンクされるチケットページにて販売される予定です。
その他の日程に関しては当日券のみとなり、チケットは画廊受付にて購入可能です。
この個展では、『せみにんげん』の原画や複製画が展示販売されます。
作品集の先行販売や、展覧会オリジナルグッズの販売も行われる予定だそうです。
光宗薫さんが築き上げてきた『せみにんげん』の世界観を、直接体感できる貴重な機会。
過去にも2022年に「SEMITOPIA」という個展が開催されており、『せみにんげん』は光宗薫さんにとって重要なテーマであることがわかります。
光宗薫さんファンだけでなく純粋にアート作品としても楽しめる作品展に足を運んでみてはいかがでしょうか。







