



【高市早苗総裁】未来人が日本人初の女性総理大臣を予言!働く女性に新制度導入2058年の世界からやってきたという「國分玲」さんのXアカウントが話題になっています。 國分玲さんに...
2025年10月24日、国会において高市早苗総理大臣の所信表明演説がおこなわれました。
発足直後で支持率は71%を超えた高市内閣。
多くの国民が注目している場面で、高市首相の声をかき消すほどのヤジが聞こえてきたのです。
「ヤジ議員」Xトレンド入り…「黙って聞けや!」「日本の恥」 高市首相の所信表明へのヤジに批判殺到(J-CASTニュース)
SNSでは「ヤジがうるさくて高市首相が何を言っているのか聞こえない」という国民の声が多く上がっていました。
なぜ国会という重要な場で妨害行為や誹謗中傷とも取れる「ヤジ」が野放しになっているのか、その理由を解説します。
ヤジは議場の華?なぜ国会で誹謗中傷が許されているのか

ヤジとは、発言者の許可を得ずに演説や質疑の最中に口を挟む「不規則発言」のことで、相手の主張を揺さぶる・注目を奪う・味方を勢いづける・笑いを誘う、といった目的で使われます。
内容は短い”合いの手”から、皮肉・嘲笑・挑発的な言葉まで幅があります。
国会などの議場でヤジが飛んでいるシーンをよく見ます。
「ヤジは議場の華」という言葉があるように、気の利いた一言が場を盛り上げたり、論点の矛盾に気付かせたりする効果もあります。
国会でのヤジは、法律で明確に禁止されているわけではありません。
国会法という法律には、議員が発言する際のルールは書かれていますが、ヤジそのものを取り締まる規定は存在していないのです。
ただし、国会には品位を保つという大原則があります。
【抜粋】衆議院規則 第十六章 第二節「秩序」
第二百十一条 議員は、議院の品位を重んじなければならない。
第二百十二条 議員は、互いに敬称を用いなければならない。
第二百十三条 議場に入る者は、帽子、外とう、えり巻、かさ、つえの類を着用又は携帯してはならない。但し、病気その他の理由によつて議長の許可を得たときは、この限りでない。
第二百十四条 議場において喫煙してはならない。
第二百十五条 議事中は参考のためにするものを除いては新聞紙及び書籍等を閲読してはならない。
第二百十六条 議事中は濫り(みだり)に発言し又は騒いで他人の演説を妨げてはならない。
第二百十七条 何人も、議長の許可がなければ演壇に登つてはならない。
第二百十八条 議長が号鈴を鳴らしたときは、何人も、沈黙しなければならない。
第二百十九条 散会に際しては、議員は、議長が退席した後でなければ退席してはならない。
第二百二十条 すべて秩序に関する問題は、議長がこれを決する。但し、議長は、討論を用いないで議院に諮りこれを決することができる。
衆議院規則は法律ではなく「ルール」です。
これによると、ヤジで他人の演説を妨げることは明確な「ルール違反」なのです。
実際に議長や委員長は度を越したヤジに対して注意を促す権限を持っていますが、現実には、よほど過激な内容でない限り厳しく取り締まられることは少ない状況です。
法律で明確に禁止されていないからといって、何を言っても許されるわけではありません。
国会は国民の税金で運営される公的な場所であり、議員には高い倫理観が求められているのです。
ヤジ賛成派は「長い演説の単調さを破り、論戦を面白くする」と評価していますが、現代では相手の人格攻撃や大声での妨害は単なる騒音・ハラスメントと見なされることも多くなってきているようです。
ヤジが許されているように見えるのは、「ヤジは議場の華」と考える議員が多いため取り締まりが甘くなっている、という運用上の問題が大きいといえます。
ヤジがうるさくて聞こえないという国民の声
国会中継を見た多くの国民が「ヤジがうるさくて質問や答弁の内容が聞き取れない」と感じています。
SNSやインターネット上では、国会でのヤジに対する批判的な意見が数多く投稿されています。
特に予算委員会や党首討論など、重要な議論が行われる場面でヤジが激しくなる傾向があり、肝心な政策論議が国民に届かない状況が生まれているのです。
なぜ国民がこれほどまでに不満を感じるのでしょうか。
理由は明確です。
国会議員は国民の代表として、税金から給与を受け取りながら働いています。
国民は議員たちに、自分たちの生活をよくするための真剣な議論を期待しているのです。
ところが実際の国会では、相手の発言を遮るようなヤジや、内容とは関係のない罵声や誹謗中傷が飛び交っています。
発言者の声がヤジにかき消され聞き取りにくくなっては、何のための議論なのか分からなくなってしまいます。
国会は議員が内閣を監視する場でもありますが、国民にとっても国会中継は政治を監視する大切な手段です。
しかしヤジで議論が聞こえなければ、政策や政治家の考え方を知ることもできません。
高い支持率が示すとおり、物価高や景気後退に対する高市内閣に、とても強い関心と期待を持っている国民が多くなっています。
だからこそ、今回の新しい内閣の動向を知る「所信表明」という機会を邪魔するヤジ議員に対し「うるさい」「聞こえない」という声が上がったのです。







