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戦隊シリーズの歴代視聴率ランキング!人気順位トップ10は昭和で終わってた

1975年に始まったスーパー戦隊シリーズが終了するという報道がありました。

現在放送中のゴジュウジャーを最後に、戦隊ヒーロー50年の歴史に幕を下ろすことになります。

スーパー戦隊、放送終了へ テレ朝、半世紀の歴史に幕(Yahoo!ニュース)

戦隊シリーズの歴代視聴率ランキングとトップ10を調査しました。

昭和から平成の子供たちを夢中にさせた戦隊シリーズがなぜ終了するのか、そして半世紀も続いた戦隊シリーズにはどんな歴史があったのかを解説します。

目次

昭和平成の少年たちが夢中になった「戦隊シリーズ」終了の理由とは

ゴレンジャー

戦隊ヒーローといえば、5人組・決めポーズ、そして”背後で爆発”です笑

その戦隊シリーズが終了する最大の理由は、制作費の高騰と収益構造の大きな変化にあるようです。

地上波放送の広告収入が落ち込み、視聴者がテレビから配信サービスへと移る中で、玩具販売も飽和状態に陥りました。

かつて戦隊シリーズを支えてきた収入源が次々と減少していったのです。

物価は高騰し、番組を作るための費用は年々上がり続けています。

映像技術の進化に伴い陳腐な合成は通用しなくなり、より高度な撮影技術や特殊効果が求められるようになりました。

子どもたちの遊び方も変わり、関連商品の売上も以前ほどの勢いはありません。

コロナ禍を経てイベントや劇場版などの収入が不安定となり、番組単体で採算を取ることは難しくなっていたようです。

テレビを見る子どもの数が減り広告収入も減少する一方で、制作にかかるお金は増え続けるという厳しい状況が続いていました。

こうした経済的な理由から、半世紀続いた戦隊ヒーローがついに「シリーズ終了」という結末を迎えることになったのです。

戦隊シリーズの視聴率ランキング!人気順位トップ10

ゴレンジャーに熱狂する昭和の子供たち

戦隊シリーズの視聴率ランキングを見ると、初期作品が圧倒的な強さを誇っていたことがわかります。

トップ10は、

  • 第1位:秘密戦隊ゴレンジャー(平均視聴率16.1%)
  • 第2位:電子戦隊デンジマン(平均視聴率13.5%)
  • 第3位:太陽戦隊サンバルカン(平均視聴率12.5%)
  • 第4位:大戦隊ゴーグルファイブ(平均視聴率12.3%)
  • 第5位:バトルフィーバーJ(平均視聴率12.0%)
  • 第5位:超新星フラッシュマン(平均視聴率12.0%)
  • 第7位:光戦隊マスクマン(平均視聴率11.4%)
  • 第8位:電撃戦隊チェンジマン(平均視聴率11.1%)
  • 第9位:科学戦隊ダイナマン(平均視聴率10.6%)
  • 第10位:超電子バイオマン(平均視聴率10.5%)
  • 第10位:超獣戦隊ライブマン(平均視聴率10.5%)

となっています。

1975年に始まった日本初の戦隊ヒーロー「ゴレンジャー」は、色分けされた5人のヒーローがチームで戦う斬新な設定で子どもたちの心をつかみ、最高視聴率22%。

当時は仮面ライダーのような単独ヒーローが主流でしたが、5人が連携して敵を倒すという新しいスタイルは大きな支持を集めました。

1979年のバトルフィーバーJでは初めて巨大ロボットが登場し、以降の戦隊シリーズの基本フォーマットが確立されたと言われています。

1980年のデンジマンでは敵怪人が倒された直後に巨大化し、ヒーローが巨大ロボットで再び戦うパターンが生まれました。

初期作品の成功により、その後50年続く戦隊シリーズは日本の特撮番組の定番となっていったのです。

戦隊シリーズの歴代視聴率を比較

アカレンジャー

歴代の戦隊ヒーローを昭和50年のゴレンジャーから令和7年のゴジュウジャーまで、平均視聴率とともに順番に並べてみました。

  1. 昭和50年 秘密戦隊ゴレンジャー(16.1%
  2. 昭和52年 ジャッカー電撃隊(9.8%)
  3. 昭和54年 バトルフィーバーJ(12.0%
  4. 昭和55年電子戦隊デンジマン(13.5%
  5. 昭和56年太陽戦隊サンバルカン(12.5%
  6. 昭和57年大戦隊ゴーグルファイブ(12.3%
  7. 昭和58年科学戦隊ダイナマン(10.6%)
  8. 昭和59年超電子バイオマン(10.5%)
  9. 昭和60年電撃戦隊チェンジマン(11.1%)
  10. 昭和61年超新星フラッシュマン(12.3%
  11. 昭和62年光戦隊マスクマン(11.4%)
  12. 昭和63年超獣戦隊ライブマン(10.5%)
  13. 平成元年高速戦隊ターボレンジャー(7.6%)
  14. 平成2年 地球戦隊ファイブマン(6.5%)
  15. 平成3年 鳥人戦隊ジェットマン(7.1%)
  16. 平成4年 恐竜戦隊ジュウレンジャー(7.1%)
  17. 平成5年 五星戦隊ダイレンジャー(7.0%)
  18. 平成6年 忍者戦隊カクレンジャー(5.7%)
  19. 平成7年 超力戦隊オーレンジャー(4.5%)
  20. 平成8年 激走戦隊カーレンジャー(4.8%)
  21. 平成9年 電磁戦隊メガレンジャー(6.5%)
  22. 平成10年 星獣戦隊ギンガマン(7.9%)
  23. 平成11年 救急戦隊ゴーゴーファイブ(6.6%)
  24. 平成12年 未来戦隊タイムレンジャー(7.1%)
  25. 平成13年 百獣戦隊ガオレンジャー(8.8%)
  26. 平成14年 忍風戦隊ハリケンジャー(7.5%)
  27. 平成15年 爆竜戦隊アバレンジャー(7.1%)
  28. 平成16年 特捜戦隊デカレンジャー(7.1%)
  29. 平成17年 魔法戦隊マジレンジャー(7.7%)
  30. 平成18年 轟轟戦隊ボウケンジャー(6.7%)
  31. 平成19年 獣拳戦隊ゲキレンジャー(5.2%)
  32. 平成20年 炎神戦隊ゴーオンジャー(5.1%)
  33. 平成21年 侍戦隊シンケンジャー(5.9%)
  34. 平成22年 天装戦隊ゴセイジャー(5.4%)
  35. 平成23年 海賊戦隊ゴーカイジャー(5.0%)
  36. 平成24年 特命戦隊ゴーバスターズ(4.1%)
  37. 平成25年 獣電戦隊キョウリュウジャー(3.9%)
  38. 平成26年 烈車戦隊トッキュウジャー(3.8%)
  39. 平成27年 手裏剣戦隊ニンニンジャー(3.9%)
  40. 平成28年 動物戦隊ジュウオウジャー
  41. 平成29年 宇宙戦隊キュウレンジャー(3.0%)
  42. 平成30年 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー(3.0%)
  43. 令和元年 騎士竜戦隊リュウソウジャー(2.6%)
  44. 令和2年 魔進戦隊キラメイジャー
  45. 令和3年 機界戦隊ゼンカイジャー
  46. 令和4年 暴太郎戦隊ドンブラザーズ
  47. 令和5年 王様戦隊キングオージャー
  48. 令和6年 爆上戦隊ブンブンジャー
  49. 令和7年 ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー

2代目のジャッカー電撃隊でいったん視聴率が下がったものの、その次のバトルフィーバーJで見事に持ち直しています。

平成元年のターボレンジャーからは平均視聴率も10%を割り続けていますが、やはり戦隊シリーズは「昭和のもの」ということなのでしょうね。

3%を下回った令和以降のものは、視聴率も見つけることができませんでした。

この結果をみると、続けていきたい大人たちと、見たいと思わない子供たちの気持ちに大きな隔たりを感じますよね。

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